システム構築について最近思うこと
顧客要件に合わせた請負型のシステム導入はこの先も続くの?
ERPパッケージの導入に携わって20年。老朽化、バージョンアップ、パッケージ切り替えなどで、案件はまだあるが、この先も継続的に案件が続くのか疑問。
システムのバージョンアップであれば、データ移行が不要(ひどいパッケージだと内部アーキテクチャの変更で、移行が必要なりますが・・・)な分、費用は抑えられるかもしれないが、システムの入れ替えになると、システムの構築費用とデータ移行で多額の費用がかかる。
マスタは移行できるが、過去の業務データはデータ構成の違いから移行できないことが多く、参照用で旧システムを残すことが多い。
最近では、ERPシステムをクラウドサービス化しているところもあり、今後はサービス利用の方向に向かっていくではないかと。
サービス利用のメリット
・自分たちでサーバの維持・運用をする必要がない・バージョンアップはサービス提供側が実施してくれるので、常に新しいものが使える
・いつでも利用を止めることができる(契約にもよりますが)
などが考えられるが、市場の変化により、今のシステムでは機能不足で新しい機能が必要になったとしても、機能改変の融通が利かないことが考えられる。
他に良いサービスが出てきたので、乗り換えたいと思っても、マスタと業務データの移行が問題になる。
それなら!
データと機能を切り離して、やりとりするデータのインタフェースを標準化したら、機能は入れ替え可能だよね?
って単純に思うわけですが、今のところそのような仕組みは聞いたことがない。
想像する理由は
・データを抱え込むことで、他への乗り換えを防ぐ(顧客の抱え込み)
・技術的に難しい?
データが切り離されて、機能部分を入れ替え可能なら、自分たちにあった機能サービスを選択して利用することができる。
より良い機能サービスを提供するところが現れたら、乗り換えればいい。
携帯電話だとSIMを入れ替えれば新しい機種に切り替えることができる。
システムも自由に乗り換えができる仕組みが出来上がれば面白いと思うのですが
どうでしょうかね。
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